有限会社チェンソーアート・ジャパン
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2004.7/15 更新


  CHAINSAW ART JAPAN USA2004夏期 旅紀行 

7/8〜7/14 オールド・サンボン・デイズ2004 編


このサイトで我々とともにアメリカの旅をお楽しみください。


7月8日 木曜日
 さあ、いよいよ「オールド・サンボン・デイズ アートフェスティバル」に出発!
ここから高速道路を約8〜10時間の旅。行き先は昨年2回行ったので良くわかっているし、お天気もラッキー号のエンジンの調子も最高! と、その時、突然フロントガラスから風が入ってきた。???、なんとフロントガラスが外れかかっている!!慌てて高速道路を降りて、近くのガソリンスタンドにRVを停め、「プリーズヘルプミー」と助けを求める。「これ以上運転すると窓ガラスが粉々になって大事故になってしまうんですう!!」
 居合わせたお客さんや店員さんが、一番近くのオート修理工場を教えてくれた。車で10分ほどのところに在るという。ほんとはAAA(JAFみたいなもの)を呼んで欲しかったと思いながらガムテープで応急処置をして、ミシミシとフロントガラスがきしむ音に怯えながら再び高速道路にのり、たどり着いたオート修理工場はオート修理工場ではなく、なんとカラオケレストランだった。(しかも開店前)お店の名前が「ロードハウス」で看板に本物のトラックを使っているのでガソリンスタンドの人達が勘違いしたのかも?
 どこか近くに修理工場がないかとレストランに搬入に来たらしい業者の人に尋ねると、すぐ横に「AT」があるという、「AT」はおもにトラックを対象にしたドライブインでレストランやモーテル、ガソリンスタンドとともに修理工場も併設されている。
 「AT」のサービスマンに早速見てもらうと、「これは非常に危険な状態だ!でもうちではフロントガラスを直す事はできない」というので電話帳で一番最寄りのガラスショップを調べ地図を書いてもらい、再び高速道路に乗る。もし道を間違えたらどうしようとドキドキしながらなんとかグラス&ミラーショップにたどり着いた。小綺麗なショールームから両腕に入れ墨の入った職人らしい大男がでてきて早口でまくし立てる。なんて言っているか分からないけど(もしかしたら「うちはインテリアショップだ、車ややんねえ、他をあたってくんな」って言っているのかも?)とにかくこちらの要求を繰り返す、「今すぐ直して欲しい」「明日中にナイアガラまで行かなくてはならない」すると「予約でスケジュールはいっぱいだが、明日の午後3時までには直そう、明朝8時に来てくれ 」と言ってくれた。よかった!すぐ近くにモーテルがあったのでチェックインと同時に倒れるように眠った。
 
 車内。このように丸太と機材でごちゃごちゃになっている。  ニューヨーク州に入った。ウエルカムセンターで新しい地図をもらう。  これがそのフロントガラス。ああ〜恐ろしい。考えられない・・・。  内側からもガムテープで補強し、何とか修理工場へ。

7月9日 金曜日
 朝8時に修理をお願いし、この町を午後3時まで満喫することにした。観光なんてできない旅だったので、つかの間の観光気分にひたった。
小さな町エンドウエルを歩く。ガレージセールをのぞいたり、公園を歩いたり、アンティークショップでデザインモデルを仕入れた。
午後3時。きれいにフロントガラスが直っていた。ありがとう。早速サンボーンに向けて出発。
フロントガラスが外れる心配のない車は安心できていい。
会場に夕方到着し、RVを暮らせるようにセットアップし、明日からのショーの準備をした。

 フロントガラスを修理してくれたお店。LEE'S グラス&ミラー。早急に対応してくれて助かった。
 朝飯を食べに入ったお店はコカコーラ一色。コカコーラマニアにはこたえられないお店だと思う。  アメリカンチェリーのジャム。日本ではたいへん高価。
アメリカでは一般的。
 このカラフルなもの。全てキャンディです。誰がいったい食べるのだろうか?スーパーマーケットの一角。
 ランチを食べに入ったお洒落なカフェ。こういう色使いのお店は結構カッコイイ。  その店ではランチ時間でもこのようなライブが行われる。さすがニューヨーク?  アンティークショップも多い。こういうお店でカービングのデザインになるモデルを探す。  

7月10日 土曜日
 さあ、今日からショーだ。スタッフの多くは私たちのことを覚えていてくれて、「今年もわざわざ日本から来てくれてありがとう、会えて嬉しいよ!」と言ってくれた。こちらも2年目というのはまた違った喜びがある。今日は4つの作品を制作。全て45分1ステージ。
 会場で昨年お世話になった主催者でナイヤガラ・ロータリークラブのおじさんに再会。新城ロータリークラブからバナーが届いたと喜んでいた。  このイベント(オールド・サンボンデイズ)はクラフト・アート展を中心としたフェアで、ロータリークラブなどが主催している。  個々のお店では自慢の手作り品が並ぶ。  我々のブースではレッドマックスのPRも実施。軽いチェンソーにお客さんは驚いていた。

 最初のショーの様子。朝10時30分からスタートしたが、お客さんは少なかった。  最初のステージで制作した熊。45分。  2回目のショーで制作したアライグマ。45分。
 3回目のショーで制作したウルフの写真を撮り忘れ、これは4つめの作品。どうしてもと言われてまたアライグマを制作。45分。

7月11日 日曜日
 昨晩から2泊、依頼者のイバさんの家に泊めてもらう。イベントの主催は地元ロータリークラブを中心としたコミュニティだが、我々への依頼者はその地域でアートフェスタを仕掛けている「ルーストン・カウンセル・オン・ジ・アーツ」という組織のイバさんだ。イバさんがMASTERS OF THE CHAINSAWに依頼し、それでケイジが派遣されている。昨年たいへん気に入っていただき、再来できたという訳だ。
 2日間とも天気がたいへん良く、日差しは熱いが爽やかな気候のイベントだった。2日目も4ステージ行った。ショーは無事終了。
 このすぐ側に有名なナイヤガラの滝がある。ここで今年10月初旬に初めてのチェンソーアート競技ショーが行われる。仕掛け人はもちろんイバさんだ。イバさんとMASTERS OF THE CHAINSAWのジェンがじっくりと企画を煮詰めてきた。このイベントは10人の国際カーバーが競うものでケイジ以外にも日本人が数名ノミネートされる予定。
 依頼者のイバさんへプレゼントした花祭りの面に似せたもの。
ケイジがチェンソーで彫ったもの。
世界の面を集めているため、たいへん喜ばれた。
 今日のデモはお客さんが多い。  本日最初に彫った熊。1時間。  本日2回目のショーで彫ったログハウス。45分。
 3回目で彫った小さめのフクロウとオーダーしてくれたグリーリーさん。40分。  依頼者のイバさんと。  イバさんとご主人。一緒に夕食をとる。  有名なバッファローウイング。本当はチキンウイングなのだが、アメリカではポピュラー。このあたりが発祥の地で、他の土地で食べるものより味が美味しい。名古屋の手羽先みたいなもの。
 イバさんの家とその横にあるオークの巨木。昔、インディアンが絞首刑に使用した伝説がある。  イバさんの家に2泊させてもらう。大きな家でアートギャラリーっぽくなっている。  イバさんの家の庭に生えているホースラディッシュ。アメリカのワサビである。  昨年もレポートしたが、この町のマクドナルドは古い建物を利用。ドライブスルーもこの通り。

7月12日 月曜日 〜14日 水曜日
 2日間のショーを終えて一端帰路につく。次のショーは月末である。2週間以上空きがあるのでその間にRVの再修理や事務処理などをおこなう。
 レッドマックスを扱っているお店を訪れたりしながら帰る。
 途中、ドゥボイス・モールというショッピング街に寄って、そこからリック&リズ・ボニ夫婦の家に1泊お世話になり、14日夜にブライアン師宅へ到着。
 レッドマックス取り扱い店を訪問。  店内の写真。チェンソーは1台しか展示が無かったが、明るいお店だった。  この日、リッジウエイの側のドゥボイスまで移動して、「ハンプトンイン」というヒルトン系ホテルのチェン店に1泊。
 このような車もある。  ドゥボイスモール内にあるお気に入りのお店。ここではすごく良いカービングモデルが手に入る。少し高いが、必要である。  13日夕方、リッジウエイに到着、リック&リズ・ボニ夫婦と再会。リックさんは我々の師でもある。  ボニ夫婦は新しいオフィスと工房を持った。娘のゾーイもフルタイムカーバーとなり、家族で頑張っている。
 バンジョー。  フィービー。  ちょっとした時間でカービングした。
 エイコが制作して寄付してきた作品。
 ケイジが制作して寄付してきた作品。
 リックさんたちがこの工房で新しい事業をおこなうための資金づくりに。


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