2003年 チェンソーアート 
アメリカ滞在日記 夏編

その9

2003年7月28日〜8月2日
再編集日:2005年7月5日

再編集
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7月28日  ぐっすり寝てゆっくり起きた。ジェンが保険屋さんに電話して修理を掛け合ってくれるがどうやらすぐに修理をするのは無理なようだ。ブライアンは10日間毎日、4回のショーが終わると2時間かけて自宅に帰り、昼間は家を作り、また夕方2時間かけてニューヨークに行きショーに出演していたそうだ。とても日本人には考えられないスケジュールである。ブライアンも私たちも、しばらくオフなので、今日はのんびり庭で鴨達とともにくつろぐ。スーパーに買い物に行った帰り、ある民家の庭で「アメリカ黒クマ」を発見。ごく自然にいたので最初は飾り物かと思ったほどだった。しばらく見ているとゆっくりと林のなかに戻っていった。すごい!野生のクマを見ることができた。なんて美しい動物なんだ!
RUTH家には多くの野生動物が来る。今日も多くの鹿がやってきた。エイコが残飯をあげると喜ぶ。
夕ご飯は、肉じゃがなどの日本食を作って、ブライアンとジェンとゆっくり夕食をとる。ザックがいないのがちょっと寂しい。ジェンは一日2回くらいザックを思い出して泣く。

7月29日  ブライアンに銀行に連れていってもらい、小切手でもらった経費を通帳に入金する。通帳のシステムが日本とぜんぜん違うのでびっくりする。帰りに二人は髪を切りにいった。初めてアメリカの散髪を体験したが、約20分ですべて終了。値段も15ドルほどだった。※ブライアン ※ケイジ
ブライアンに手伝ってもらって、キャンピングカーの修理をする。残りのラジエーターホースも交換し、ジェネレーターのプラグを変えて(なんと21年前のプラグ)、床に水が漏れるようになってしまったのを直した。あと各種ベルトを張り、シャワー室の水漏れを直し、エンジンも直さなくては。
ディナーは車で1時間ほどのところにある日本食レストランへ。すごく美味しいお店。でも日本人経営ではないらしい。

7月30日  きのうの続きでまたまた、キャンピングカーの修理。エンジンの調子は完璧にはならないが、今までを思えばだいぶ良い。チェンソーの整備もしたかったが、キャンピングカーの修理に追われてなかなかできない。
自宅には相変わらず鹿が来ている。

7月31日  午前中準備をし、今までで一番遠いミシガン州(約1000キロ)に出発。ブライアンは今日からニュージャージーで11日間のフェアだそうだ。彼は貴重な三日間の休みを我々のキャンピングカーの整備に費やしてくれた。
今まで溜まっていた経費の精算を小切手で支払う。
午後2時半、ジェンとブライアンの暖かい見送りを受けて出発。今までになく快調な走りだ。夕方から雨となる。とりあえず、ペンシルバニア州のはずれのクラリオンという小さな町で一泊。

8月1日  アメリカ中どこでもそうだと思うが巨大なトレーラーだらけである。料金所を本当にくぐれるのか心配になる。
オハイオ州をぬけてミシガン州にはいった。ミシガン州は五大湖に囲まれていて対岸は、カナダ。夏休みのせいか、高速道路では10台に1台くらいの割合でキャンピングカーとすれ違う。会場にほど近いであろうRVパークに泊まることにする。プールや釣り堀などが整備されてキャンプもできるレジャーランドという感じのRVパークで多くの家族連れで賑わっている。渋滞していたため、早めに決断し、めずらしく日のあるうちにチェックインすることができたのでアウトドアを楽しもうとセッティングしていると突然雷雨がやってきた。RVパークに泊まると必ず雨だ。アメリカのキャンプ場は必ず電源と水源が備わっていて、RVカーにはもってこいである。

8月2日  途中迷いながらもなんとか会場、シャイワシィ・カウンティ・フェア会場にたどり着いた。さっそくキャンプの用意をする。デトロイトから約150キロほどいった静かな田園地帯で、会場もすごく広い。オフィスを訪ね、挨拶をする。このフェアは長年ベン・リズニー師がやっていたので、オフィスにもベンの作った豚のカービングが飾られていた。オフィスの人は全員すごく感じが良い。
カービングサイトに案内してもらうと、用意されていた木は、ポプラが1本、ブラックウォールナッツが1本、あとはホワイトオーク(すごく堅い)が数本、ビーチウッド(オークより堅い)、アッシュ(野球のバッドを作る木)などが数本。柔らかい木はポプラのみ。これで1日4回7日間、計28体作ることなんてできない。手が死んでしまう。思わず、ホワイト・パインはありませんかと聞いてしまった。すると、ベンはホワイト・オークが好きだったからホワイト・オークをたくさん用意したんだよ。という返事。ホワイト・オークが好きなカーバーなんているんだろうか。ホワイト・パインの間違いじゃないだろうか。それでも担当のデイブとマイクはホワイト・パインを追加で運んでもらえるよう手配してみようと言ってくれた。

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