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2004.10.1 新着


  CHAINSAW ART JAPAN イギリス&アメリカ 旅紀行 3 

イングリッシュ・オープン・チェンソー・コンペティション ブライアン師 編
      
このサイトで我々とともにイギリス&アメリカの旅をお楽しみください。


 ブライアン・ジェイ・ルースさんは日本にアメリカン・チェンソーアートを広めた師匠である。彼はアメリカのチェンソーアーティストの中でも特別な存在で、技術的にも人柄的にも彼の右に出るものはいないと言っても良い。今回、彼が十数年ぶりにコンペに出場した。彼は、出場するからには負けられないという大きなプレッシャーを感じつつ、誰もが驚くような作品を仕上げた。しかし結果は惜しくも準優勝であった。チェンソーアートのコンペは車などのレースと違い、勝負は付けにくい。いや、本当は争うべきものではないのだと思う。しかし、競技として何とか勝負を付けなくてはならない。明らかにこれが1番だというものがあっても、細かい採点や審査員の主観によってそれが選ばれるかどうかは分からないものである。
 とにかくブライアン師の今回のコンペに対する取り組みは素晴らしかった。勉強になった。1分1秒を無駄にしない動き、最後の1分まで気を抜かない。大きさ・技術・観客の目の引きつけなどなど、全て脱帽でした。
(もし私が審査員であればブライアン師の作品はひいき目無しに「他の作品とは比べる余地も無いほどの、ぶっちぎりの優勝」でした。)
 
 会場の木もたぶんブライアン師が選んだものが一番デカイ。しかもオークで硬い。  こんな不安定な足場でこんなに高い位置に大きなチェンソーをかける。見ている周りがドキドキする。  切り取った端材を活かして足場を作る。異常なまでのコンペ・テクである。スゴイ!  1日目が終了した状態。ジェンをモデルにした自然の女神像が浮かび上がる。
 ブライアン師のブースはいつも人だかりができる。これは彼のカービングブースだけだ。人を引きつける力も大きい。   中から釘が出てきた。100年以上前の釘だそうで、それを抜かず、活かしたデザイン。  できあがった女神像。じっくり見てね。  途中のクイックカービングではハミングバードなどを制作。とにかく早い。15分程度でできてしまう。
 最終的には準優勝であった。優勝は西の王様と言われるボブキングであった。たしかにボブの作品も素晴らしかったが・・・。      

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